初夏が身近に訪れて
街中にピンクの花が咲き、
身体中に注がれる春の静けさを皆は感じてますか?
薄暗く、
とりとめもない弱さを熟知した
深海のような夜に
多少の希望を夢み、
いちるの望みに憧れ
小さなダイヤモンドを追いかけた全ての皆は
小さな桜
多きな幸福を感じ、
また、
感慨深く感じ、
考えた事はありますか?
恐らく誰もが感じ、
把握し、
感触を手に掴む一歩手前迄…
の経験はあるでしょう。
少なからず。
自分の弱さ愚かさ情けなさ
全てを曝けだした夜に
何故か身内が敵になる。
骨が軋む度に
何故か卑屈に笑みがこぼれては
明日を怯えて暮らす若い頃
『俺
生きてんじゃん。』
そこに気づいた時に
張り付いた緊張感や
張りつめたプレッシャーから
自動販売機に珈琲を買いに行くように
楽になれる。
真っ直ぐ生きるとは
素直に生きる処方箋は?
そこに目が行く人間は
惜しみだけが残り
『腹』
は括れないだろう。
生き方はさ、
流行じゃないんだよな。
恥ずかしい田舎者は
CHANELの次は
ジェイコブにガガミラノに
ウブロのダイヤ時計に目が行き、
残高はたかだか知れて
次のタニマチを探す。
タイトに言えば
生き方は流行じゃない。
それだけだよね。
薄暗い夜に
誰の電話も取りたくない弱さよりも、
明け方の誰彼の電話に
『朝飯喰いました?』
と大声に出来た人間は
電話の後にゆっくりと睡眠が取れる。
フロイトの様な偽者が
夢について語る。
夢なんか
寝てる間に見るだけで
起きてる時に見る夢は
目標であり、
誰しもが
毎日レム睡眠の訳はない。
自ら痛みを拾いに行く人間は
何故か
優しさに包容され、
ぬくもりを前菜に箸を付けるように
分け与えられる。
誰もが
心か裕福な訳はない。
同じように
誰もがずっと強く金がある訳はない。
そうじゃないか?
同じ『人間』なのだから。
不自由を知り
自由の素晴らしさを知るように、
不適切な言葉・発言が
自分を傷つけると
皆がわかってるよね。
した行いは必ず己に返る。
何もしなければ、何もない分
死にはしないさ。
桜
綺麗と思わないか?
半端じゃなく
人間より強く
街よりも美しい。
そんな夜に
皆がどう感じ、
どう想うか
それだけで心は裕福になる。
すいませんを繰り返し
許しを乞う生き方なら
俺は敢えて渦中の栗を拾いに行く。
自分の弱さを知りすぎる余りに
自分が限度額を超えたアクションを起こす。
その都度
もういいじゃん
そう言ってくれる仲間が居る。
『有り難い』
そんな仲間をまた裏切る行動に出てしまう。
敵は己の内にある。
知ってるよボケ。
わかってんだよタコ。
そう
小さく小さく突っ張りながら
明日も桜を見れたら
僕はこの地球上の誰よりも
幸せ者です。
みんなも
夜に咲く
嘘も駆け引きもない
美しい桜を見てください。
改めて
ありがとう。
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春ウLaLa
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