死体です。
昨日、マロムから電話がくる
『純クン
ヨシキさんの所に髪切りに行ってさ
純クンに見せたくて』
『悪いなマロム
今出先で打ち合わせ中なんだよ
今度見せてね!』
直後に編集中の某所からメール
[今日インタビュー撮りましょう]
…何?
マロム髪切る
…インタビュー用…
ふーん
なるほどね。
久々のオールバックを放つ時が来たか…
我が国で俺よりオールバックが似合う人間は居ない。
…待てよ
穴アキのタンクトップは用意したのに何かが足りない…
そうだった。
『革パン』←通気性ゼロの
と『ウィスキー』←ポケット瓶
…待てよ?
何か忘れてる…
そうだ
『必用以上に尖った黒いブーツ』
『オープンフィンガーの革手袋』
完璧だ。
数十分後
炎の下痢
公衆便所に駆け込む
難関はいつも日常に起こる。
・革パンを脱ぐのに三分
・ケツポケットからウィスキーが落ちて割れる
・腰を降ろしタバコとジッポを取りだそうとしたら俄然出せない
・人がノックしてる中
尖ったブーツの尖端がドアの下の隙間から出過ぎてるのに『もう終わりますすいません』と不自然
・用を足してドアを開けてから
女性用toiletと気付く
『ウィスキー
割れてるからね』
ナゾの発言に指を鳴らして場を去る
髪にポマードをつけようとした時に
オープンフィンガーの革製手袋に
『ティッシュペーパー』
が巻き付いてるのに気付く。
そんな中インタビュー決行
着替えに戻る
さっき昨夜未開封だったメールに気付く
『すいません
昨日のインタビュー画像飛んじゃいました!』←イマココ
コインランドリー行くのがつらい土曜日に
バカバカしい俺の魂・生きざま
をお届けしました。
洗濯機は大キライ。