迷い悩む弟達に聞かれた。
『兄ィが21、22の頃
どうやって乗り切ったり解決してたんすか?』
御答えします
歩く刃物と呼ばれながら
会長と呼ばせてました。
追伸
悩んで考えて感じて
淋しくなって居場所を求めて
必要とされたい者と
成り上がりたい者と沢山居るね
お前らは
愛情に飢えてる時点で
自分から愛していないんじゃないか?
自分を失い求め合う
己に自失し、目の前の空き缶よりも
目の前に居る人間や手の届きそうな金を追い、責任感と才覚に天狗になる。
俺がそうだったから。
何度も打ちのめされ
何度も泣いて
涙も枯れ果てたら毎晩血だらけで
恐くて土下座もして
切り抜けたら仕返しして
一度ビビった相手には二度と勝てないと知り
ムリを繰り返しながら
銭も使い果たして
女すら敵に見え、
クスリで狂い博打にハマり
毎晩毎晩怯えながら傷だらけになり
刑務所で安息になり
友の手紙一枚で全てに懺悔し、
ビクビクしながら
絶対に新宿を歩いてやる
と、覚悟してから
それが誇り何だと気付いて
贅沢と現実より大切な物に気付いて
もういい歳になる。
お前らは
もっともっと揉まれて泣いて
傷を増やした方が良い。
やさしくなれて
強さとは冷静な判断力と
笑顔の合間の沈黙
静かにしなやかになってるのに
"やる時に噛み付く"
敏感に
全てを吸収しながら
一日の終わりに感謝する。
そうした男に成って欲しいです。
人間簡単に死なないし、
簡単に死ぬ
矛盾の答えは
"簡単に死ねない"
と云う意地があるかどうか。
まだまだ見栄っ張りな20代
見栄はね
張るんじゃなくて
切るんだよ。
格好いいって何だろう
宿題ね
弟達に。
追伸
Kenの電話で
作業中の原稿と作詞中の譜面が
全てやり直しに成りました。
死ねる…