クソ見たいに寒い独房だった気がする。
強烈な看守の虐めがたまらなく可笑しかった
眠れたら良いのにな
って考えて
布団から出れないのを記憶している。
破滅しながら食器口から
覚醒剤くれよ
と毒づいた
俺にはもう情けなくて
帰る場所はないと思ってたら
一通の手紙が来て
死ぬ程泣いてた。
"純士
俺達はカラス蒸れても一匹でもカラス
純士頑張れ!頑張れ!頑張れ!"
嗚咽が出る程泣くと
ゆっくり眠れた
ヤクザ辞めて夢を探してコイツらに逢うと誓ったら楽になれた。
7年以上前の事だろうか
そいつと仲間皆に誓ってから
六年の間
物書きを続けている
前回
そいつの勇姿を見れなかった。
くすぶり過ぎた寒い夜に
手首を切りつけて
ブランデーを浴びた俺はそのまま熟睡したら
警察に起こされた
下の階迄滴り落ちる血に通報されて
起きた直後にクソ見たいに理由を聞かれて素直に応えた。
アイツのやり方に負けるなら
死んだ方が良いから
時が経つのはあっという間で
沢山の涙を流したら
沢山の優しさを貰えた。
運命と流れに翻弄してきた
昭和最後の世代s54
先輩達が凄すぎて
皆が無茶をするしかなかった90年代の
関東中のアウトロー社会
痩せても枯れても誇り高く生きていた。
アイツは少年院で成人式をして
14年間ボクシングをしている。
アイツラが宮前愚連隊の時に
俺はヤクザをして
沢山の想いに満たされた中
俺はアイツらに気を使い過ぎて
距離を置いていた。
先日
ある仲間に言われた
俺たちは変わらねぇんだよ
遊びじゃねぇんだよ
遠回りしたら
やっと応援に行ける
今日そいつはリングに上がり
今日一人の外道は公判が始まる。
俺は最後の意地で
四冊目で全てを終わらせる。
全力で戦ってください。
純士。
Android携帯からの投稿
↧
蒼いカラス
↧