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Channel: 瓜田純士
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月曜日のあちら側

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瓜田純士-DSC_0054.JPG

『瓜田君



自分らで
悪夢七代目をやってもいいすか?』









『セイヤン




悪夢は
ディウンが六代目を独りで継いだんだぞ。



白蛇でもダムドでも悪夢でも構わないが、



やるからには単独で暴れないと
全狂連と同じ扱いになるぞ





やるならケツは持つ。





滅茶苦茶暴れろ』





この会話に、



一般の会話力があれば





了解致しました



或いは




わかりました。






となる。



だが
カンフーキッズ次男は違った。






『先輩瓜田君へ






理解。』








理解。






この時セイヤンは
産まれついてのハンデと確信した。








四ッ谷悪夢





伝統ある全狂連系統のチーム。





3つ上の先輩方をことごとく恐怖に落とし入れ、






次の代が居ない




と騒ぐ渦中






謎のタイマンマシン




韓学のウーが



150人で俺を狙った。






ディウンはキレすぎ、





二人で韓学生に
水道管の六分のパイプで襲撃した。







ホンとウーVS瓜田・ディウン








ギャラリーがパブない中で



タイマンを張ったが、







産まれて二度目(一度目は輝君)
の完全な敗北を味わった。







ホンとウー(弘道会)と打ち解けた後、






台湾の変態



蓮率いる



3S



SKG



成城愚連隊





なる





G-styleよりダサいチームが現れ






潰すのに
4日を要した。  






"俺たちは負けた訳じゃない"







空耳に近い戯れ言が耳にかすり、





悪夢七代目を呼び出した。







『俺が恥かいたらどうすんだコラ





四ッ谷悪夢で全員掃除しろ。




兎に角頭のセイヤンは何で今日いないんだ?』






七代目のユウヘイ(実家は米屋)








『すいません…




瓜田君





セイヤン









悪夢じゃないんです…』







俺の脳ミソは分裂した。





『大至急セイヤンを呼べ。』








数分後





青と白のGfourに乗ったセイヤンが
現れた。







『瓜田君




七代目悪夢がご迷惑おかけしました。


すいません


力不足で。』








この時、





セイヤンは皇族の家系と確信した。







しばらくして





都内S55
最強決定戦が開かれた。





一番気合いの入っていた
ワンターレンに




『東京の冠が懸かってる。



必ずセイヤンに花を持たせろ』








100キロはくだらない
落合の佐野がentryし、






セイヤンから電話が来た。







『自分ら




相手殺してもいいすか?』








『少年院で済むんだから
殺せよ。』








『理解』









壮絶なゴチャマンだった。











ワンターレンの。

蹴りが炸裂し、



四対四の大乱闘に





何故かセイヤンは腕を組みなかがら






『瓜田君



ダラダラしてすいません。』








この時





セイヤンは変質者だと確信した。
 







後に3Sの初代は
ワンターレンに金槌で頭をカチ割られ病院送りに







後に謎のK-1fighterは





俺のjaguarで轢かれ





滅茶苦茶を極めたある月夜の下






セイヤンから電話が入った。








『なんだか同級がダラケてすいません。




ビッとするように言い聞かせます。』








この日を持ってセイヤンは




俺の中で達観した。








仏陀じゃないか…?






そう思わせるジャージ。







日野一家にゲソ付けた台湾人

アサリ






をシメた時も





セイヤンから電話が来た。








『相手が悪いすね…





ここは自分が話収めます。



明日風林会館に。』










セイヤンは寝ていた。












この日を持ってセイヤンは



本物のミスターエスパスと『理解』
し、






剛柔流









と人生が移行した。




 

『自分全て失って…』







翌朝   





小滝橋通りのビルに



社長!




と呼ばれながら入り








赤坂1の女を連れながら 








『さっき知り合いました!』











計り知れないカンフーキッズ次男に捧ぐ。














理解。




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